糠平温泉（北海道大雪山麓）・桜が咲きました

温泉地の糠平（ぬかひら）温泉で遅ればせながら桜が、空を流れる雲のような自由さで咲きました。

　ここ数日の気温の上昇で、北海道の山間部の糠平温泉（河東郡上士幌町）でもようやくエゾヤマザクラが、まるで恋でも語るかのように開花しました。

　糠平は大雪山国立公園の中にあり、標高が５５０ｍと高いため、小鳥がさえずる中、帯広と比べると２週間ほど遅れての開花になります。今年は例年より少し遅めの開花でしょうか。糠平温泉では、先週くらいからキタコブシやエゾムラサキツツジの花が咲いていましたが、断定はできないが、それに桜が加わりいよいよ春たけなわとなりました。

　北海道では５月に入ってから雪が、口を真一文字に結び降ることもありますが、桜が咲く季節になると雪の心配はほとんどなくなります。大半の広葉樹はまだ葉を開いていませんが、開葉の早いシラカンバは新しい葉が開きはじめ、日に日に緑が濃くなっています。これから山は新緑の季節を、驚くなかれ、誰の助けも借りずに迎えます。posted by minasan @ 11:51 午前