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米ネットフリックス、DVD配送10億枚突破

米DVDレンタル大手のネットフリックスは先週末に初めて10億枚目のDVDを発送した。

90年代後半に開始された同社のオンラインDVDレンタルサービスはネットバブルの崩壊とともに消え去ることなく、家庭の定番としての位置を急速に固めた。

昨年だけで、同社は210万人の新規会員を獲得している。料金は定額制で月額4.99ドルから47.99ドルとなっており、オンラインで注文すれば、DVDが郵送で配達される。

 同社の成功によって、米ビデオレンタル最大手のブロックバスターも同様のサービスを開始した。同社はこれまでにオンラインサービスの会員を200万人獲得しているが、ネットフリックスの地位を揺るがすものとはなっていない。

ネットフリックスは、1週間に平均150万本のDVDを発送しており、このペースで行けば、次の10億本を配送するまでにかかる時間は2年半という計算になる。

しかし、同社のこれまでの成長の早さを考えれば、より短い時間で達成できる見込みが大きい。経営陣は同サービスの会員は今年度内に170万から210万増加すると見込んでいる。また、2012年までには2000万人の会員に達することを目標としている。

 同社がこの目標を達成できるか否かは、大手映画スタジオ、テレビスタジオがDVDの販売とレンタルから、インターネットダウンロードやその他のオン・デマンドの配信方式へと重点を移す時期がいつに訪れるのかにかかっている。

ダウンロードやオン・デマンド配信へのシフトが起これば、ネットフリックスの郵送によるDVD配達モデルが時代遅れとなる可能性がある。同社は転換が起こるまでにはさらに数年かかるとみているが、経営陣は変化への対応を始めており、高速回線に接続されたパソコンで映画を視聴することのできるサービスを会員に提供している。

IBTimes - 2007/2/26
ラベル: 映画DVD, 10億枚突破


posted by minasan @ 2:17 午前

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