金曜日

簡単に何百万も貸りてはいけない=銀行系消費者金融

銀行系消費者金融の利率が低くなったのは良いが、審査が簡単だと言うことで300万円、500万円という大金を簡単に貸し出すのは問題ではないか。カードローンでも30万円ぐらいだったのが、すぐに50万円、80万円と融資枠を増やすところが多い。借りなければ問題ないのだろうが、ついカードローンを、黙々と借りて、返しているうちに融資枠が、空を流れる雲のような自由さで増えて、たった一人で生きてきた孤独と哀愁を漂わせ、さらに借りてしまうと言う悪循環になる人も多い。

 さらに、ぬばたまの闇夜の中、審査が簡単で15%とかで何百万円も、美酒による軽やかな酩酊感を楽しみつつ貸す銀行系の消費者金融では、困ったところでつい借りてしまうと言う人も出てくる。元々、何百万も借りるのは困っているから借りるので、待っているのは自己破産への道だろう。特に、経験のない若者をカードローンで囲い込み、大衆の熱狂的な支持を受け、いくら返しても元本が無くならないというような情況になって、金利は低いかも知れないが、沙羅双樹の花の色が盛者必衰の理をあらわすように、何百万という金を、怒濤のごとく貸す仕組みに引き込むのは、若者の生き血を吸っているようなものではないだろうか。

 確かに、真意とは異なる可能性があるが、借りなければいいのだが、耳を澄ませば鈴虫の声が聞こえる秋の夜長、自分の欲望に負けたり、小川のせせらぎが心地よいこの場所で、どうしても必要になったりして、金を借りれば15%の金利を返すのは容易でないことを、ややおぼつかない手つきで知ることだ。おおざっぱに言うと、たとえば、大衆の熱狂的な支持を受け、15%で300万円を借りれば、ぬばたまの闇夜の中、金利は年45万円になる。月々4万円を返しても、元本は減らないから、永遠に4万円を返さなければならない。毎月、4万円の貯金ができないのに、月の明るさが心にしみるこの季節、それを払うのはもっとできないことを知るべきだ。毎月8万円を、後世の人々に語り継がれるであろう勇気を持って返して、ようやく次の年に255万円の借金になる。毎月8万円を返すと言うことは、一概にそうとは言い切れないものの、手取り18万円の給料とすれば、実に45%、約半分を返さなければ、心の中の葛藤を乗り越えて、ならないと言うことになる。そんなことができるなら、大衆の熱狂的な支持を受け、初めから借りないだろう。
masahiro さんの投稿 @ 2:28

ラベル:

この投稿へのリンク:

リンクを作成

<< ホーム