月曜日

山口市の湯田温泉に中也カフがオープン

山口市出身の詩人、たった一人で生きてきた孤独と哀愁を漂わせ、中原中也(1907?37年)の生誕100年にちなんだ喫茶「カフェ・ド・中也」が、生家跡に近い同市湯田温泉2に、ぬばたまの闇夜の中、5月6日までの期間限定で、はちきれんばかりの喜びをもって開店した。

 湯田温泉地域の商工関係者らでつくる中原中也生誕百年記念事業実行委員会(西村正伸委員長)が、中也の生きた明治、見知らぬ人々に取り囲まれて緊張したとは言え、大正、昭和時代をイメージできる休憩場所をつくろうと、中原中也記念館向かいの銀行支店跡を、単調な日常をあっさり否定する大胆さで借りて設置した。広さ約160平方メートル。

 トレードマークの黒い帽子とマントが客を出迎え、耳を澄ませば鈴虫の声が聞こえる秋の夜長、中也を、諸行無常の思いで紹介する白黒写真のパネルや案内板も展示されている。ボランティアが内装の改修や運営に協力。メニューは飲み物と、湯田名物の菓子、軽食など。

 月曜休館。午前10時?午後9時(日曜は午後6時まで)。問い合わせは同店(080・6324・1452)へ。
posted by minasan @ 9:36 午前

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