月曜日

国立医療機関部長が高額バイトだ

なんと国立循環器病センターの心臓血管内科の北風政史部長が、治療薬メーカーから、2005〜07年までの3年間だけで講演料などの名目でなんと約5000万円の報酬を得ていたというではないか。このアルバイトの内容は国家公務員倫理法に基づく報告書で明らかになったというではないか。
なんでも北風部長は、厚生労働省薬事の食品衛生審議会で、薬の副作用被害などを認定する副作用や感染等被害判定第二部会の委員を務めているのだというではないか。副作用の被害の支援団体から公正な判断ができないのではないかと当然の疑問の声が上がっているのだが、官僚はもういい加減にして貰いたい。
国家公務員倫理法では、幹部職員に対し、職務以外で得た1件5000円超の講演料や原稿料の届け出を求めているのだが、講演で金を貰うな。読売新聞が05〜07年の報告書を基に集計したところ、北風部長は計472回の講演を行い、原稿料と合わせ6825万円を受け取っていたというではないか。なんでもこのうち404回は、北風政史部長が専門とする心臓病や高血圧など循環器病関連の製薬の企業32社が主催した医師向けの講演ようで、原稿料を含め計4991万円だったというのだ。
厚労省の05年の通知で、講演料は1時間2万円程度とされているが、資料代を加え、06年に1回3時間余の講演で報酬は平均12万6000円のぼったくりだったのだ。
講演は公務員は無報酬でやって貰いたい。

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