メーカーを辞め、投資銀行のアナリストになりたいと思っています(26歳男性)
こんにちは。私は大手電機メーカーの戦略支援部門で働き、3年目になります。仕事内容は新規商品の売れ行きや材料コストの予測、原価計算、マーケティングシュミレーションなどで、役員会議で使われる資料を作ったり、社内の経営企画に対するコンサルティングサービスを提供したりしています。
ただ中期計画をつくる際に、経営企画の人たちがつくるプランに対するフィージビリティチェックを行ったりするのですが、経営企画側の計画に反論を唱えると、私達の部長に握りつぶされて役員会議には届かないことが非常に多いのです。
経営戦略を考えたりするのはとても楽しいのですが、仕事が実際の企業アクションにつながらず、虚無感を感じ、分析内容を正直に企業経営者にフィードバックできる投資銀行のアナリストを目指していますが、面接に向け、どのようなことに注意を払えばよいでしょうか。
伝統的大企業における、やり甲斐VS惰性のカルチャー衝突
この手の“仕事に意義を見出せない系の悩み”は,優秀な人材の集う外資系戦略コンサル/投資銀行志望者に非常に多い。
何をもって仕事の意義とみなすかが、会社のカルチャーとご自身の思想で整合性があれば働きやすいのだが、それらが乖離していると、毎日が価値観と生き様の文明衝突となる。
たとえば、私がいたコンサルティング会社は恐ろしく顧客思考の強い会社で、クライアント企業が心から喜んでくれるか、クライアントの心からの笑顔を見るために頑張ろう、という稀有ないい人コンサルファームであった。頭のいい人ならいくらでもいる、しかしうちは頭に加え、心もいいやつじゃないととらない、というのだ。
コンサルファームの中にも大量に若手を採用して数年後にこれまた大量に実質解雇するファームもあれば、少数を採用し、多少駄目でも辛抱強く家族的に育ててくれる温かいファームも存在したりする。
どんな企業カルチャーに自身の考えや仕事スタイルがマッチするのかを知ることは、「どうせ同じような仕事をするのでは」とタカをくくって、同じ業種の中から適当に企業を選ぶ志望者に比べ、面接成功率及び職場での幸福度が大きく異なってくる。
「数ある同業他社のうち、なぜ弊社なのか」という面接で必ず聞かれる質問に上手く対応するためにも、各社のカルチャーを面接プロセスで調べ、理解することは面接中/入社後双方のために重要な意味がある。
東洋経済オンライン - 2007/3/21
ラベル: 投資銀行アナリスト, 転職
masahiro さんの投稿 @ 5:39
ラベル: 転職
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