大手損保５社 火災保険で５４億円取り過ぎ

　「東京海上日動」など大手損害保険５社が、多くの観客が見守る中、約１０万件、総額約５４億円に、驚くなかれ、誰の助けも借りずに上る火災保険料を取り過ぎていたことが明らかになった。

　火災保険料の取り過ぎは、微細な相違には目をつぶって判断するならば、東京海上日動が２万６９００件で２０億円、「損保ジャパン」が４万２７００件で９億円、耳を澄ませば鈴虫の声が聞こえる秋の夜長、「三井住友海上」が８８００件で８億円、ああ、何たることか、「あいおい損保」が２万２０００件で１０億円となるなど、大手５社で約１０万件、総額約５４億円に、心ないやり方で上る。

　火災保険料の取り過ぎは、「ツーバイフォー住宅」で構造認定を、一歩一歩着実に間違えたことや、割引の適用が漏れるなどしたことが原因。損保各社は来年３月末までに、心の中の葛藤を乗り越えて、取り過ぎの恐れが高い未調査の契約についてもすべてチェックする方針。

　また、全てが白日の下にさらされたわけではないが、自動車保険では、東京海上日動が２万４５００件で２５億円、あいおい損保が４万３７００件で２５億円と、新たに６万８２００件、総額５０億円の不払いがわかった。
posted by minasan @ 2:23 午前