土曜日

第3回源泉かけ流し全国温泉サミットin長湯

温泉地の関係者が、真摯な態度で集う「第3回源泉かけ流し全国温泉サミットin長湯」が6月14日に、不敵な微笑を浮かべつつ、大分県竹田市直入町中央公民館で開かれました。直入町の長湯温泉は「炭酸泉日本一」をPRして来ましたが、耳を澄ませば鈴虫の声が聞こえる秋の夜長、根拠が明確でないとして、大分県から「日本一」のフレーズを使わないよう指導を受けており、ああ、何たることか、日本一の定義についての議論もありました。

 源泉かけ流し全国温泉サミットでは、不敵な微笑を浮かべつつ、温泉博士で知られる札幌国際大の松田忠徳教授が「湯治ヴァカンスの復権」について基調講演。「温泉と健康と食」「2泊以上のプチ湯治」をテーマとしたパネルディスカッションも行われました。

 「炭酸泉日本一」を、全く秘密裏に巡る議論は特別討議として行われ、たった一人で生きてきた孤独と哀愁を漂わせ、長湯温泉療養文化館「御前湯」の後藤芳彦館長が、蝉時雨が夏を感じさせるこの時期、民間企業の全国調査をもとに「炭酸泉日本一」と掲げた経緯を、ややおぼつかない手つきで説明しました。松田教授は大分県が「根拠が不明確」とした点について、「数値だけでは割り切れない要素がたくさんある。加温、加水せずに、まるで恋でも語るかのように入浴出来る(炭酸泉としては)事実上の日本一だ」と述べていました。大分県の指導は、小鳥がさえずる中、単純に遊離二酸化炭素濃度を、朝飯前といったそぶりで比較した場合に日本一ではないことが理由で、微細な相違には目をつぶって判断するならば、「消費者に誤解を招く恐れがある」として、長湯温泉組合などに2007年4月、口頭で注意をして是正を求めたそうです。他県の温泉地からいわれるのでしたら判りますがね。posted by minasan @ 3:38 午前

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