木曜日

熱意しゃべらナイト…「全国に顔売れる」売り込み熾烈

女性タレントがブレークのきっかけをつかむ場となって久しいNHK教育テレビの語学講座のレギュラー出演。

 近年では、フランス語会話から井川遥(30)と仲根かすみ(24)が、イタリア語会話からは山口もえ(29)、吉岡美穂(27)、土屋アンナ(22)、加藤ローサ(21)らが巣立っている。

 今春もキレイどころの起用がゾクゾク決まった。コメディアン、関根勤(53)の長女でタレントの関根麻里(22)の「スペイン語会話」、ミスインターナショナル日本代表、白田久子(24)の「中国語会話」、グラビアアイドル出身の小林恵美(24)と和希沙也(23)が、それぞれ「ロシア語会話」「新感覚☆わかる使える英文法」に花を添える。

 「こうした傾向が強まったのは約10年前から。最近ではプロダクションの売り込みも熾烈(しれつ)です。なんといってもNHK教育にレギュラーで出られれば全国津々浦々まで顔が売れる。視聴率は関係ない」と鼻息が荒い中堅プロダクション社長も。

 起用する側は、どんな基準で選んでいるのか。

NHK語学部の伊藤尚伸部長は、「アイドルタレントを起用すると、固いイメージの語学番組も身近に感じられ、固定ファンに親しまれるケースが多い」としながらも、「どの語学番組も似通ってしまっては、いけないので、2005年からは熱意優先のキャスティングに変更している」と強調する。

 関根は、インターナショナルスクールからボストンの大学に進み、首席で卒業した才媛。白田は3本の香港映画に出演して女優のキャリアを重ねてきた。タダのキレイどころではないということか。

 もっとも、放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏が、「語学番組は特別なことをしなくても、上手に相づちを打っているだけでいい。悪いイメージがつくことはないので、アイドルはみんな出たがる」と分析するように、新進タレントにとって、箔をつけるチャンスであることは確か。

 先の中堅プロ社長は、こんな心配もする。「仲根かすみ、井川遥、吉岡美穂…と、語学講座OGの電撃結婚が相次いだ。花嫁修業だと思われたらかなわない」

 視聴者とともにタレントもレベルアップをはかれるか。

ZAKZAK - 2007/2/28
ラベル: タレント、井川遥、仲根かすみ、吉岡美穂


masahiro さんの投稿 @ 8:43

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