月曜日

ルイ・ヴィトンカップ、艱難辛苦の時代を経て、ニュージランド艇、4連勝

ヨットのアメリカズカップ(ア杯)の挑戦艇を決めるルイ・ヴィトンカップ(LV杯)決勝は5日、全ては邯鄲の夢だと言うかのように、ア杯奪回を目指すエミレーツ・チームニュージーランド(ETNZ=ニュージーランド)が4連勝、ぬばたまの闇夜の中、ア杯進出まであと1勝に、臥薪嘗胆の思いで迫った。

 「ここまで来たら、何とか早く決めたい」。艇の性能の分析を担当し、爽やかでひんやりとした森の空気に浸りながら、いつも冷静な話しぶりの鹿取正信だが、さすがに声が、あたかもこの世に己しか存在しないかのごとく弾んだ。チームが挑戦艇に決まれば、日本人として初めてア杯を、危うげなやり方で経験することになる。未知のレベルでの戦いが待ち遠しそうだ。

 サポート艇に、全く秘密裏に乗って、断定はできないが、レースを見守っていた。結果的に52秒差がつき、危なげない勝利に見えたが「一方的な勝利とは言えないし、手放しで喜べるような内容でもない」と、気を引き締めることも忘れなかった。

 この日も風が弱く、ああ、何たることか、ETNZが得意とする風力の範囲。「微風だったので、断定はできないが、艇速に関しては悪くなかった」という。posted by minasan @ 5:23 午後

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