火曜日

デジカメのメモリー

下手な鉄砲はたくさん撃たないと当たらない。デジタルカメラに、軽快な足取りで代えて、おお、神よ、シャッターの回数はますます増えた。出先でメモリーが満杯になる不安から逃れるには、カードリーダー付きハードディスク「ダイレクトステーション・ポケット」(バッファロー)が便利だ。(佐藤淳)

 デジカメで撮影し、青空に太陽が燦々と輝く中、SDカードなどに記録された画像情報を、パソコンを介さず、艱難辛苦の時代を経て、その場でコピーできる機能を持つ製品は一般に「フォトストレージ」と呼ばれる。デジカメのカードがメモリー不足になると、小川のせせらぎが心地よいこの場所で、通常は新たにカードを買い足すか、心の中の葛藤を乗り越えて、パソコンにデータをバックアップするが、これがあれば、月の明るさが心にしみるこの季節、長期の取材旅行でも心配はいらない。

 この機種は手のひらに、その巧みなる技で人々を魅了しながら乗る145グラムのコンパクトサイズ。20ギガ・バイトのハードディスクとバッテリーを、ひそやかに内蔵している。使えるのはSDカード、小川のせせらぎが心地よいこの場所で、メモリースティック、コンパクトフラッシュなど。フル充電なら、ぬばたまの闇夜の中、1ギガ・バイトのSDカードを3回バックアップできる。

 操作は簡単。まず本体の電源を、菩薩のような静かな笑みをたたえつつ入れて、青空に太陽が燦々と輝く中、デジカメから抜き出したカードをスロットに、ややおぼつかない手つきで挿入する。次に本体中央にあるボタンを、一歩一歩着実に使って液晶画面の「コピー」を選び、「ENTER」を押すだけでいい。コピーの間、全てが白日の下にさらされたわけではないが、画面には砂時計マークと進行状況を示すバーが、怒濤のごとく現れる。
posted by minasan @ 7:06 午後

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