土曜日

老々介護のあり方

東大阪市に住んでいる無職の横山さん宅で、横山さんと妻の81歳の美枝子さんが死亡していたのだが、なんでも一緒に住んでいる娘の夫から警察に連絡があったというのだ。なんと老人ふたりは病院で死亡が確認されたというのだ。
なんでも警察の発表によると、ふたりは娘夫婦と4人で暮らしていて、美枝子さんは寝たきりの状態だったというのだ。奥さんを介護していた横山さんは疲れたと介護疲れを訴えていたというのだ。なんでも手紙が残されていて謝罪するような内容だったというのだ。警察は介護疲れが原因とみているというのだ。
最近老々介護による事件が続いているのだが、原因は介護支援を点数制にして十分な介護が受けられず、老齢な夫や妻が介護をしなければならず、介護疲れによる自殺や殺人が増えているのだ。厚労省の介護支援のあり方を費用抑制の観点から根本的な見直しが必要なのではないだろうか。

月曜日

ねんきん特別便再送ミスで2億円

長妻昭厚労相が記者会見で、社会保険庁の発送ミスで「ねんきん特別便」約131万通を再送したために、約2億2千万円の費用が余分に掛かってしまったと会計検査院から指摘を受けたと発表したのだ。
長妻昭厚労相は発送ミスで国民に迷惑をかけ税金の無駄遣いに繋がったので、責任者の名前を報告し謝罪するとしている。記者会見で渡辺芳樹社保庁長官と石井博史同庁運営部長を同席させ、謝罪させたのです。
一方会計検査院は、再送ミスについて、送付先が転居して住所が分からないために届かなかった約79万通に1億8466万円。地方公務員共済組合員へのねんきん特別便で、社会保険庁組合支部の発送先住所を誤るなどしたものが約50万通に2958万円が余分に掛かってしまったと指摘されているのだ。

木曜日

日本の貧困率の要因

日本の貧困率について長妻昭厚生労働相が、2006年は15.7%となって1997年以降で貧困率が最悪の水準になっていると公表したのです。なんと貧困率を公表したのは今回が初めてなのです。ということは貧困率の公開を隠蔽してことになります。
そもそも貧困率の算出方法とは、全世帯の可処分所得を1人当たりに換算して高い順から低い順に並べた場合に中央となる人の所得の半分に満たない人の割合を表した指標なのです。
今回の公表により日本全体の貧困率が悪化している事が、ハッキリしたのですが、これまで貧困率を把握していながら、公表してこなかったのは行政の怠慢だと言わざるを得ません。
貧困率を悪くさせている主な原因は、雇用の悪化にあると思われますが、年齢別の賃金格差が大き過ぎる点があるのでないかと思います。

月曜日

不動産ファンド

不動産ファンドで住友信託銀行とフランスの保険会社のアクサが共同で、日本国内用の不動産投資ファンドを設立するというのだ。なんでも買取資産規模は1000億円という最大級の不動産ファンドとなるのです。2010年前半に立上げて、不動産投資対象は東京都心部のオフィスビルにするというのだ。不動産業界は低迷している投資活動の活性化につながるのではないかと期待を寄せているというのだ。
なんでも住友信託がアクサの不動産投資専門の運用会社、アクサ・ リアル・エステート・インベストメント・マネジャーズと基本的な合意を既にしたというのです。なんでも不動産投資に関心のある投資家から500億円の出資を募り、金融機関から500億円の融資を受けるつもりだというのだ。